地球をぺろり!

”生きることは 食べること” メンター惣士郎さんから学んだ食のこと。食とココロと健康のこと。世界と日本のおいしいものをご紹介!

料理すること食べること。それは人間がもつ五感をフルに使って楽しむアート(芸術)

 

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美しいものを見るとうっとりする。

花や緑、山や海などの景色だったり、刻一刻と変わる空の表情、光の様子、自然が織りなす情景に心奪われたり。人が作りだす芸術作品だったり。なんでもいい。はっと心動かされ、心奪われる瞬間。

 

それが、お料理だとなおさら。写真のように、ひと手間加えるだけで美しい模様となり芸術作品になる。色目もきれいで食欲が駆り立てられる。食材を生かして、芸術作品に仕上げていき、それを味わう。お腹も心も満たされる。それが、わたしたちを生かしてくれる。

 

生きることは、食べること。

料理して食べることは、アート(芸術)。

すなわち、生きることはアート。

 

なんだとわたしは思う。

 

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五感を一度に全部使うことって、食べること意外にない。

 

 

食の彩り、色使い、食材の組み合わせ。見るだけでどんな味がするんだろうと想像し、実際に目の前にあったら嗅覚もフル回転。鉄板焼きやお鍋だと、音も食欲を駆り立てられる。お腹もぐぅ~っと鳴って内臓が動き出す。体全体が食べることに対して準備万端!笑

いよいよ食べ物を口に運んだら、感触、味覚、温度・・・いろんな感性が一度に目覚める。どうやって味付けしているのか、何の食材が使われているのか、そういう脳も働く。

 

本当においしいものに出会うと、理屈なしにおいしい!!とからだ全体で感じられる感性が働く。

 

そうやって、ひとつひとつ意識を張り巡らせて食と向き合っていくと、ひと口ひと口を味わって食べるようになったし、よく噛むようになった。そうすると食べる量も少し減ってきた・・・気がする(笑)

 

いかに普段の食事で、何も考えずにただ食べ物を口に運んで、味わうこともせずに次々と食べ物を口に運んでいたのか。ただお腹を満たすだけのためだけに食べていたのか。お腹もすいていないのに、心を満たすために食べていたのか。そんな自分にも気づく。

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そういう視点に気づけたのも、2ヶ月間、カミギン島で惣士郎さんと過ごしたから。食に対してものすごい情熱を持っている惣士郎さんから、食・料理の奥深さを学ばせていただいた。

 

 

私自身ずっと食べることが好きだった。料理も、家の事情で10代の頃から台所に立ってきた。田舎暮らしを始めてからは、自分で野菜やお米を作って、お味噌や梅干しなどの保存食作り。手作りのご飯会。創作料理が得意な人に囲まれて、食や料理に対する経験や想いはどんどん深まっていってる自覚があった。

 

でも、食に対する姿勢をかえりみたことはなかった。こんなにも五感に意識をめぐらせて食べてなかったし、だからその奥深さも認識してなかったし。ただ食べることが好き=お腹も心も満たすのが好き だったことに気づいた。

 

芸術作品を作り出し、そのアートをいただく

 

この視点を持つと、料理することも食べることも何倍も楽しめる。それに丁寧になる。それは、生きることだったり、暮らしが丁寧になる感覚でもあった。そして、料理を作ってくれた人、食材を作ってくれた人や自然の恵みにも感謝の気持ちが湧いてくる。大げさかも知れないけど、幸せな感覚。それを食べ物を味わいながら、その気持ちも味わえるって、ものすごく幸せなことだと感じる。

 

みなさまもぜひ!

次の食事から、五感を張り巡らせて、料理や食に向き合ってアートを楽しんでみてください。

そして、ナニカ気づいたこと、感じたことがあれば、ぜひシェアして下さい!